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題してBBDの「いまさら聞けない技術講座」
特別編「ロンドン紀行」

2002.01.27
其の10.デュッセルドルフ旅情
Work in Dusseldorf 編
☆ 水族館・声優・で、帰国! ☆
 
まだまだ続くロンドン紀行インドュッセルドルフ(やっぱり変?)
今日は水族館とBBD声優デビューのお話。
録音はなんと廊下で...ウチとあまり変わらないケド...
前に書いたとおり叔父は大学教授で語学者...ドイツでは日本語を教える教授で
日本語会話なども教えている。その教材に使うCDを製作中だということでPC関係や
教材の製作・録音のことなど色々と相談に乗って、さらに声優をやって欲しいと頼まれ
OKしました。日本では声優に色々文句つけるほうだけに、少し不安ながらも少し楽しみ。
午前中と午後、2回に分けて録音に挑戦。けっこう量があったけど楽しかったです。
録音のエンジニアは叔父...いつもと立場が逆転
内容はまあ簡単な日本語の会話で、グリーティングや場所を聞いたり、他にはタイトルや
単語の発声などもやりました、午前中と夜の食事の後それぞれ約1時間。なんと叔父はギャラも
出すと言ってましたが、これは宿賃でチャラって感じかな...意外にもマイクや録音機器は
ドイツ・スイス・オーストリア(日本では超高級録音機材・高くて手が出ない)を使っているかと
思えば、ミキサーはフォステックス、DATはソニー、なんだか日本にいるみたい。
で、さすがにマイクは欧州製だろうと思ったら、なんとRODE(オーストラリア製)...
でも、しっかり録れていました。ウチでAKG使っているといったら、「それはドイツでも高い!」
と話していました。日本では最近安いけど...少々専門的で失礼...
 
そして、今日のメインイベントは水族館。夕食をイタリアンレストランで...
というのが決まっているので、午後少し遅めにスタート、で市街の水族館へ
慌ててゆき、のんびり館内を回りました。
入り口正面
館内は撮影自由だったので、色々ご覧いただきましょう。
顔ぶれはあまり日本と変わりませんでしたが、説明が面白かったです。
入り口にはペンギン(八景島と同じだぁ〜)   巨大な鯨の骨に見入るナディア
サンショウウオ(ナディアはこれを解剖したと言ってました)    右はケヤリ虫(こちらでは何というのか不明)
オオカミウオ(ドイツ語でもシーウルヴだって、おんなじ)   カレイ(保護色っすね)
判ります?(ヨウジウオの擬態)  もちろんミズクラゲ(英語ではジェリーフィッシュ)
南の海のお魚さん チョウチョウオ(急ぐと写らないよ〜)    きれいなイソギンチャク(あっ邪魔すんなよ〜)
判ります?中央右の小さい奴・名前忘れた...    カサゴかオコゼの一種でしょう
これははじめてみました・クラゲの一種だそうです  ハゼが穴掘って出入りしてます
怪しい色に吸い寄せられて撮りましたサンゴの一種  こちらはロシアより・チョウザメさんです
これはリーフフィッシュと呼んでました・フムフム  淡水系の大物・南米産だとか
あっイワナだ〜と思ったら違う種類だそうです  どこでもアザラシは人気者(やっぱり大抵寝てるけど)
夕方になり帰路につきます(ナディアと愛車・トヨタカローラ)  叔母様が乗り込む前です・当然左ハンドル
水族館はなんの断りもなしに突然午後6時になると係員に追い出されて閉館。
アナウンスとかも一切無しで、職員が「出てけ...」と追い出すだけ。
それにも少し驚いて、帰路につき今夜はボーフムでイタリア料理をいただくことに。
自分はスズキのフィレを小えびのソースであえたものをいただきましたが、パスタも非常に
おいしかったです。ワインをガブ飲みしましたが、どうやらドイツのワインはこのところ
甘口が多いそうで、飲みやすいけど評判はよくないらしく、あんまり売れないとのことです。
食後の団欒(ニルスも食事から参加)
ナディアのボーイフレンドが食事にも参加(この辺が欧州はオープンでいいね)。
すでに家族旅行などにも同行しているそうで、家族ぐるみのお付き合いだそうです。
で、酔っ払って気分の良いところに「残りの録音をしましょう」と容赦ない叔父様の
声...えっ!酔っ払ってて声でないよ〜!!
先日の買い物だそうで
酔っ払い声優(実は左手にはワインが)
これも1時間弱で無事終了。録音前に酒を飲むなんてあまり考えられないことですが
結構色々なことがおきて楽しかったです。当然舌は回らずメロメロでしたが、
まあなんとか。鼻息が大きくなってないかと心配しちゃいました。
 
さて、叔父の一家にはこの晩でお別れ...翌日はドュッセルドルフ空港から
ロンドンヘ戻ります。皆さん色々ありがとうございました。
で、帰りの飛行機は乗客わずか30名(墜落し頃の人数でヤバイと思ったが...)
また窓際で、撮影。帰りは風が強く非常にゆれたので、機内販売も無し。
写真は時系列でデュッセルドルフからスタンステッドまで順に並んでいます。
離陸直後のライン川
きれいなんで大型バージョン
次はライン下りしたいな〜    地平線も見えます
左はかなり上空    右はそろそろ下に海が見えた頃
さらに海
地上に近づき・羽が開いて
空気抵抗が大きくなって
無事着陸
今回は非常に楽しかったです。
 
短い間でしたが、色々と出来て満足しています。
ドュッセルドルフといえば”クラフトワーク”というくらいテクノの発祥の地として、技術系
の音楽屋が考えている場所で、以前書いたと思うけど、昨年亡くなった大学時代の
友人が恋焦がれていた所。追悼の意味で名盤”TRANS EUROPA EXPRESS”
原語のドイツ語盤で購入しました。今もこれを書きながら聞いてます。
 
今考えるとこれを77年に作っているのだから、その後のヨーロッパ発のポップに
与えた影響など多大。自分だって、録音に電子音のシーケンスを多用しますが、
意識していませんでしたがこれが元祖なのかもしれません。同じ電子技術と音楽を
愛するものにとって、まさに敬愛の意を含めて、非常に感動しました。
 
25年の時を超えて、いまだこのバンドは健在で、次回は是非来日時に見ようと
思っています(前回は前述の友人と行く約束をしていたにもかかわらず仕事で
いけなかった)。”SCHAUFENSTERPUPPEN”を聞きながら今回はバイバイ!
 
BBD
 
2001.01.27 (テクノなら・デュッセルドルフに・まずおいで...)
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