私の考える福冨

福冨英明を支える皆さんより頂いたお話です

No.001 中田利樹さん

A.O.R.をこよなく愛する音楽ライタ−。雑誌アドリブ他、A.O.R.系CDのライナーノーツに多数執筆。
その文章は詳細な情報を提供しつつ、非常に暖かみのあるスタイルである。
僕の印象としては、音楽の根幹の部分をわかっておられ、その嗅覚たるや驚くべきものがあります。

僕が福冨さんの音楽に初めて触れたのは1stアルバム「MEET」がた直後。
レコード会社の担当氏が家に電話を掛けてきて
『とにかく気に入ると思うから聴いてよ』と熱い思いを語ってくれたのでした。
 
そして実際に音を聴いたときの感動は今でも忘れません。
曲もヴォーカルも最高じゃないですか! 
まさに、“ジャスト・ミート!”と いうくらいツボにはまり、
速攻でFMの選曲にハメ込みました。
 
ご本人との出会いは2ndアルバム「GOOD」の時。
1stの時は動いている彼を 知らなかったので、結構、厳つい人なのかな?
と勝手に思いこんでいたのですが、 コンヴェンション・ライヴを観て、その後、
雑誌用にインタヴューをした時に、 腰の低い、実直な方なんだな〜と、
半ば意外な印象を持ちました。 でも、そこで意気投合した私らは、
その後、よく飲みに行ったりする仲になって、 先日も、一緒にLAに行き、
コンサートを観たり、ミュージシャンの家に遊びに 行ったり、
有意義なひとときを過ごすことが出来ました。
 
そうそう、そのLAで、 カラオケのあるバーにも行ったのですが、
なんとそこで歌ってくれちゃうんですよ 、 福冨氏。しかも3曲も。
これは、恐縮ものですね、マジで。3曲目なんか、 彼の歌に聴き惚れた
お客さんからのリクエストに応えての日本語の歌ですから、
サービス精神が豊かというか、いや、これもきっと彼の優しさそのものなのでしょ う。
 
リスナーを大事にする、自分の音楽で一人でも多くの人に喜びを与える。
だからなんでしょうか、彼はよく知り合いの結婚式で歌わされるそうです。
そしてそれを快く引き受ける。いつになるか解らないけれど、私の時もお願いしますよ!
 
今後の福冨さんにリクエストするとしたら....楽曲もヴォーカルも
今のままで 十分満足。ここをこうしたらもっと良くなるよ、
なんて大それたアドヴァイスは 何もありません。ただ、この才能を埋もらせちゃう
のは勿体ないので、 ぜひ、他のアーティストにもどしどし曲を提供し、
アーティスト、作家、その 両方で売れっ子になって欲しい、心底そう思います。
 
福冨さんがSMAPに曲を書く、なんていうのも、絶対にあり。
ご自分で歌う歌と他人に渡す曲、その境界線はしっかりと引くことが
出来る人なので、何も心配はしていません。むしろ、その器用さを味わいながら
ニンマリしたい、というのが本音ですかね。
 
これからも宜しくお願いします。
そして、お互いに頑張りましょう。
 
中田利樹(音楽ライター、クール・サウンド・オーナー)

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